つばろぐ

主に C#, .NET, Azure の備忘録です。たまに日記。

Visual Studio 2017でAzure Logic Appsをデザインする方法

この記事はVisual Studio Advent Calendar 2017 - Qiitaの18日目の記事です。


弊社のLogicApps先生に試してみてと言われたので試してみました。


Azure Logic AppsとはIFTTTのようなサービスで、Azureやサードパーティ製のサービス間におけるデータや処理を連携することができるサービスです。

azure.microsoft.com

LogicAppsは通常、Azureのポータルを使ってGUIでパイプラインを作ることができます。
ただそういった作業をAzureポータルで行うのは嫌なので、ちゃんとした開発ツールで行いたいものです。(サイトが重いから)

Azureポータルの代わりにVisual Studio 2017を使ってLogicAppsを扱うことができるようだったので試してみました。
ただしLogicAppsの新規作成はできず、作成済みのLogicAppsに対する変更のみ行うことができます。

セットアップ

Azure開発のワークロードをインストールしたVS2017を起動します。
そして「Cloud Explorer」を表示し、変更したいLogicAppsを選択し「Logic App Editorで開く」をクリックします。

f:id:tech-tsubaki:20171217105237j:plain

すると「Azure Logic App Tools for Visual Studioが見つかりません。拡張機能をダウンロードしてインストールしてください」とエラーが表示されるので、ここと書かれたリンクをクリックします。

f:id:tech-tsubaki:20171217105238j:plain

[Azure Logic Apps Tools for Visual Studio 2017]のダウンロードページはこちら。
こちらからインストーラーをダウンロードして、拡張機能をインストールします。

marketplace.visualstudio.com

拡張機能のインストール後にVisual Studioを再起動し、再度「Logic App Editorで開く」をクリックするとLogicAppsが表示されます。

f:id:tech-tsubaki:20171217105242j:plain

できること

Logic Appsワークフローの編集

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ワークフローにアクションやトリガーを追加することができます。
ビューは2種類用意されています。
デザインビューはこれまで説明した画面ですね。コードビューにはLogic Appsを構成しているJSONが表示されます。

実行履歴の確認

実行したワークフローの一覧と詳細を確認することができます。 f:id:tech-tsubaki:20171217105245j:plain f:id:tech-tsubaki:20171217105246j:plain

リソースの状態操作

  • 有効化
  • 無効化
  • 削除

Developers Summit Kyushu 2017で「クラウドやOSSで“デザイン”するモダンなシステムアーキテクチャ」という登壇を行いました

縁あって、今年のデブサミ九州にて登壇する機会を頂きました。
なぜかしら立ち見がでるくらい、多くの方に聞いて頂けてとても良い経験となりました。
ブログを書くまでがデブサミということで(?)。

event.shoeisha.jp

話したこと

開発者として、会社として、アプリケーションを作る上で意識している「アーキテクチャ」についてお話させて頂きました。

私が所属する株式会社オルターブースが提供している自社サービスで取り入れている考え方を例としています。

mysaucefactory.com

スライド

時間がなく割愛したスライドもAppendixとして載せてます。

これからやりたいこと

スライドで紹介しているキューイングによるSendGridでのメール送信という仕組みは、SendGridエバンジェリスト的にもアリな構成のようです。
デブサミ前日にお邪魔したSendGrid Night in Fukuoka #2にて近い話をしたところ、「SendGridでエラーになったらどうなるの?」というエラー検知に関する質問をもらいました。
Azure Functionsでエラーを知ることはできるけど、実際使うとしてどう振る舞うことができるのかは宿題として検証してみたいところ。

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博多Tech塾でレガシーからモダンにシフトする.NET開発手法について登壇しました

2017年8月19日に開催された「博多Tech塾」で登壇してきました。
きっかけは九州で活躍するフルスタックエンジニアのT-Katouさんにお声がけ頂いて、登壇することとなりました。

hakata-tech-juku.connpass.com

元々企画段階で、ASP.NETに関するセッションをしますよーと言ってましたがネタ作りに苦戦したので、もっと広げて.NET開発手法をどのようにしてレガシーからモダンにシフトするか、というテーマでセッションを行いました。

ただ、参加者への事前アンケートを教えてもらったら、みんなの興味はAzureだったみたいですw

スライド

登壇スライドはこちらになります。

テーマ

前職からの経験上、福岡のような地方都市の.NET開発現場はいまだにレガシーな環境が多く存在します。
そういった方がこれから.NET開発を続けていく中で、どう新しい手法や分野にシフトできるかなーと思って作りました。

ざっくり内容

  1. 開発環境編
  2. アプリケーション編
  3. フレームワーク
  4. コーディング編

これら4つの観点をそれぞれ取り上げて、現時点での新しい手法について紹介しました。

サンプル

セッションでは、ASP.NET CoreとDockerのデモや、LINQのデモを行いました。
LINQのデモで使ったコードはサンプルとして公開していますので、気になる方はどうぞ。

github.com

感想

今回の勉強会はMicrosoftの様々なテクノロジーを取り上げました。
初めましての方がほとんどで新鮮な気持ちになりましたが、全体的にセミナーっぽい雰囲気になってしまい、あまり交流することができなかったのが心残りです。

今日の参加者の中から、Fukuoka.NETにも興味をもってくれる方がいればいいなーという気持ちです。