SendGridを使って定形メールを送る場合、もうこの方法でいいんじゃないかと思ってきました。
メールサーバは自前で構築すべきでないし、現状はSendGridを使うことがベターだと思います。
とはいえSDKを使ってメール送信機能を自分で作るのすら面倒に感じていたので、Azure FunctionsのSendGridバインドを試してみました。
結論
いきなりコードを書くな。FunctionsポータルのGUIで作った関数をコード化しろ。
いきなりコードを書くな
このドキュメントにあるサンプルに従って、SendGridのメールを送る関数を作ってみたがうまく動かず。
Visual Studio 2015 + Tools for Azure Functionsで作ってたが、どうにもデバッグが面倒くさい。
Functionsポータルで関数を作る
このドキュメントに従ってポチポチとポータルで関数を作ります。すごく簡単。
いきなりQueueをトリガー(入力)にせず、ManualTriggerで「SendGridバインドでメールが送信できる」ことを確認すると分かりやすいです。
その後、トリガーをQueueに変更しましょう。
ストレージアカウントの接続情報やSendGridのAPIキーを直接コード上に定義するとコミット上から丸見えになってしまうので、App Serviceのアプリケーション設定に定義して、function.jsonから参照することで安全に管理できます。
SendGridのバインド設定はAPIキーのほか、以下の情報を設定にもつことができます。
- APIキー
- 宛先アドレス(to)
- 差出人アドレス(from)
- 件名(subject)
- 本文(body)
コード化する
「Queueをトリガーにする」「SendGridでメールを送信する」という動作が確認できたら、それをコード化しましょう。
といってもFunctionsポータルで参照できる function.json
と run.csx
をコピペすれば良いです。
試しに作ってみたので気になる方は見てみてください。
このサンプルではQueueに送信先メールアドレスを入力することで、自動的にそのメールアドレスに対してSendGridからメールを送信する関数になってます。