1週間前のイベントになってしまいましたが、初めて「JAWS-UG福岡」に参加してきました。 EC2とS3くらいしか使ったことないAWSをお勉強しに行ってみました。
勉強会の内容については参加者の方がまとめたブログがありますので、そちらをご覧下さい。
そういえば藤崎さんの記事ってタイトルついてなかったんですね。w
さてさて私も初参加ながら登壇する機会を頂きました。
AWSのこと全く知らないのに何話すの?と思われた方もいるかもしれませんが、AWSの活用事例の紹介をさせて頂きました。
スライドは公開しています。
AWSの事例って大企業のシステムやIoT関連やPaaSの組み合わせといったものをよく見かけますが、スポーツの世界でもAWSが使われているよという内容です。
MLB (Major League Baseball) のメディア戦略を行っているMLB Advanced Mediaという組織があります。
MLBは試合のハイライトやプレー動画をMLB.comで公開しています。
無料で見れる動画もたくさんあります。
その動画コンテンツの一つに STATCAST というコンテンツがあります。
STATCASTとは試合中のプレーを分析し、数値化し、それらをビジュアル化して観ることができるコンテンツです。
そのコンテンツのバックエンドにAWSが利用されています。
STATCASTが本格的にコンテンツ化されたのは2015年です。きっかけとなったプレーがあります。
この試合は2014年のワールドシリーズ第7戦です。つまりこの試合が一年の最後の試合で、 勝ったほうがシーズンのチャンピオン となる試合でした。
打者走者が一塁にヘッドスライディングをし、一度はセーフと判定されましたが、ビデオ判定によりアウトに覆りました。
このシーンをSTATCASTで分析すると、0.2秒の差でアウトとなってしまったことが分かりました。
つまり ヘッドスライディングをせずにそのまま一塁を駆け抜けていたらセーフだったのではないか? という議論が起こりました。
よくイチロー選手は駆け抜けたほうが早いと言います。私も駆け抜ける派です。
これまでは感覚や経験則で語っていたプレーが、STATCASTによって数値化されるようになりました。これには居酒屋のおじさんもビックリ。
STATCASTは野球というスポーツの新しい楽しみ方を提供してくれるコンテンツだと思います。
勉強会とプチ懇親会に参加された方々、お疲れ様でした。次回も宜しくお願い致します。
今後のJAWS-UG福岡で登壇する機会を頂いたら、STATCASTのバックエンドの構成でも話してみたいと思います。