今年5月に参加したMicrosoftのde:code2016において Cognitive Services (旧 Project Oxford) がテーマのセッションがいくつかありました。
またその後、福岡で開催されたde:code振り返り会でも Cognitive Services のLTをした方がいました。同僚です。
www.slideshare.net
このLTではCognitive Servicesの Face API を使って、画像に写ってる人の性別や年齢を抽出してみようという内容で、かなり盛り上がったみたいです。
このスライドに対するインスパイア的なネタとして、Face APIとMLB(メジャーリーグ)を掛け合わせてみます。
TwinsOrNot
Cognitive Servicesのテクノロジーが使われているサービスの一つとして、TwinsOrNotというサービスがあります。
これは2枚の画像に写っている人物が双子(≒同一人物)かどうかを数値化してくれるサービスです。
メジャーリーガーの"ヒゲ"を見抜けるか
さてMLBには奇抜な格好をした選手がたくさんいます。
タトゥー、ドレッドヘア、ロングヘア…。ワイルドな見た目の選手が多いです。
中でもヒゲを生やした選手は多く、しかもヒゲの生やし方が尋常じゃない選手もいます。
ヒゲに特徴のある選手の ヒゲ有り期 と ヒゲ無し期 の画像をTwinsOrNotはどのくらい同一人物とみなすか試してみます。
ジョニー・デイモン
オークランド・アスレチックス、ボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキース等、様々な球団でプレーし、素晴らしい成績を残した外野手です。通称、Caveman(原始人)。
ヒゲ有り期とヒゲ無し期はそれぞれこちらの画像です。
結果はどうでしょうか…
100%、つまり同一人物だという判定になりました。いいですね。
ブライアン・ウィルソン
サンフランシスコ・ジャイアンツ、ロサンゼルス・ドジャース等でプレーした投手です。主にクローザーを務め、100mph近い速球が武器の投手でした。
ヒゲ有り期とヒゲ無し期はそれぞれこちらの画像です。人の目で見ても同一人物かどうか悩ましいですよね。彼は私が見てきた中でも一番のヒゲ野郎です。
なんと顔が識別できませんでしたw これは予想外です。それだけブライアン・ウィルソンのヒゲが凄いということでしょう。
仕方ないので別の画像で試す…。
めでたく100%、つまり同一人物だという判定となりました。
結論
ヒゲで顔のパーツが識別できないと、そもそも顔であるかどうかが分からないようです。
彼らはとても素晴らしい活躍をした選手たちなので、気になった方はプレー動画を見てみると楽しめるでしょう。