娘に使ってもらおうと microsoft/azurechat をデプロイしました。
デプロイ
自分は Azure Developer CLI でデプロイできるものはそれを使う派なので、README に沿ってコマンドでデプロイしました。
azd init -t microsoft/azurechat
azd up
init の際に環境名 (environment name) の入力を求められます。
開発環境だからといって dev
とつけてしまうと、リソースグループやリソースの名前も dev
だけついて、なんのリソースだか分からなくなるので注意です。
$ azd init -t microsoft/azurechat Initializing an app to run on Azure (azd init) (✓) Done: Initialized git repository (✓) Done: Downloading template code to: /home/yuta/source/azd/azure-chat ? Enter a new environment name: azurechatdev
また、たまにリソースはデプロイできても、アプリのデプロイに失敗するときがあります。
そのときは再度 azd up
を実行します。
認証の準備
Azure Chat は2種類の IdP を設定することができます。
今回は Entra ID の認証の構成を行います。
azurechat/docs/5-add-identity.md at main · microsoft/azurechat · GitHub
Entra ID にアプリケーションを登録し、デプロイ後に作成された Azure Web App をリダイレクト URI に指定します。
また、クライアントシークレットを発行し、Azure Chat の環境変数に設定します。
AZURE_AD_CLIENT_ID= AZURE_AD_CLIENT_SECRET= AZURE_AD_TENANT_ID=
なお AZURE_AD_CLIENT_SECRET
のみ、Azure Key Vault シークレットに登録し、それを参照する設定にしました。
ログイン
では Azure Chat から Entra ID でログインします。
いつものように初回のアクセス許可の要求を経て、無事に Azure Chat を使い始めることができました。
画像も生成できる
いつの間にか Azure Chat から画像を生成できるようになっていました。
試しに「海辺でソフトクリームを食べるジャイアントパンダ」の画像を要求してみましたが、DALL-E 3 モデルでいい感じです。