つばろぐ

主に C#, .NET, Azure の備忘録です。たまに日記。

Azure Cognitive Service Translator APIのバージョンを知る方法

先日 Azure から下記のメールが送られてきました。

サービスの中断を避けるために、Translatorバージョン3へ移行してください

Azure Cognitive ServiceのTranslatorを使用しているため、このEメールを受け取りました。 

2018年5月に、Translatorバージョン3が一般提供されることを発表し、Translatorバージョン2が2021年5月24日に終了します。Translatorバージョン3の主なメリットは: 
• 2 か国語辞書、1 回の要求で複数のターゲット言語、音訳などの、さらなる機能。 
• Azure Cognitive Servicesの一部としての多層型のセキュリティモデル。 
• Custom Translatorからのカスタマイズされた翻訳。 

推奨アクション 
Translatorバージョン2をまだ使用している場合は、サービスの中断を避けるために2021年5月24日までにアプリケーションをバージョン3へ移行してください。コード変更が必要です。 
現在のTranslatorサブスクリプションとキーがバージョン3でも使えます。Azureポータルで新たにTranslatorのサブスクリプションを作成する必要はありません。 
何か質問がある場合は、弊社までお問い合わせください。 

Logic App で実装している Twitter ボットのなかで英語から日本語への翻訳を行うために、 Azure Cognitive Service の Translator API を使っています。
そのリソースが使用している API バージョンを 2 から 3 に移行してくださいとのこと。移行手順はこちらのドキュメントを参照。

docs.microsoft.com

結論からいうと既に私が使っていたリソースは V3 だったため、移行する必要はありませんでした。
しかし自分が使っているリソースが V2 か V3 のどちらなのか、なかなか気付きにくかったです。

上記のドキュメントをきちんと読めばわかりました。API のエンドポイントが異なるとのこと。

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V2 なら api.microsofttranslator.com , V3 なら api.cognitive.microsofttranslator.com ということなので、 Azure ポータルで確認することができます。
該当の Translator API のリソースを開き、メニューの「キーとエンドポイント」でエンドポイントを確認することができます。

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まだ V2 API を使用している場合は早めに V3 API に移行するようにしましょう。